今回はこんな質問が届きました。
よく
- 自分の軸を持ってる
- 自分の軸が無い
などの言葉をよく聞きますが、
そもそもこの自分の軸って何なのでしょう。
何となく漠然と自分の軸という言葉を使っていますが、
- 実際にそれは何を示していて
- どうやったら軸ができるのか
は理解が曖昧なことが多いです。
なので今回は自分の軸の作り方や、そもそも軸とは何なのかについてお伝えしていこうと思います。
目次
1自分の軸とは何か
自分の軸とは言っても、そこには深さがあり、どの深さで物事を考えているかによって自分の軸の定義は変わってきます。
ここでは三段階に分けて自分の軸について考えていこうと思います。
1-1自分の価値観
自分の軸の最も分かりやすい表面的な部分としては[自分の価値観]があります。
自分の価値観とは
- 何が好きで
- 何が嫌いで
- 何がしたくて
- 何はしたくないのか
などの自分の中の基準のことです。
こういう自分の価値観を自覚している人は、それが基準になって物事を選択することができます。
そもそもとして自分の価値観をハッキリ自覚できている人は少ないため、これだけでも自分の意志や軸があるように見えます。
ただこの辺は自分の軸の中でも浅い方で、
基準は感情になりやすく
- 安心なのか、不安なのか
- 好きなのか、嫌いなのか
そのような部分が軸となるんです。
なので基準はあるものの、気分や感情にも左右されやすい自分の軸となります。
1-2自分の大切にしていること
自分の軸がもう少し深まってくるも
[自分が大切にしたいこと]が明確になってきます。
好きとか嫌いとかを超えて、
自分は人生において何を大切にしていきたいのかを軸にして選択するようになるわけです。
自分の好き嫌いなどが軸にある時は、思考のベースは[自分が満足すること]にあり、
「その選択をしたら自分は満足できるのか?」
という部分が大きな基準になっています。
一方で「自分の人生で大切にしたいこと」
を軸にしている人は、
[自分と周りの幸せのために何ができるか]
というのがベースになっており、
「自分が満足するだけで、周りが置き去りでも良いのか?本当に大切なことは何なのか」
という部分が大きな基準になっています。
物事の捉え方の視点が高くなる感じです。
同じ自分の軸とは言っても、
- 自分の満足を優先させた軸なのか
- 周りのことも考えている軸なのか
では全然違いますよね。
1-3自分の生き方
自分の軸が更に深まってくると
- 自分はどういう人生を歩みたいか
- 自分はどんな生き様を積み重ねていきたきか
- 自分は周りにどんな背中を見せていきたいか
など、自分の生き方レベルで考えるようになります。
この段階までくると、
- 自分の存在価値
- 自分の生きる意味
- 自分の今世でのお役目
などが自覚できており、
自分の理想や信念に向かって生きることを選びます。
こーいう自分が人生をかけて取り組んでいくことを自覚している人は
- エネルギーに溢れ、
- 人を惹きつけ、
- 影響力を持ち
多くの人を巻き込んでいくんです。
一つ一つの選択に自分の意志や信念が乗っかり、言葉や態度にも重みが出てきます。
そーいう雰囲気が人を感化するんですよね。
最初の好き嫌いで選んでいた自分の軸とはだいぶ視点が高くなってますよね。
このように自分の軸というのも、その段階によって定義が変わってきます。
2なぜ自分の軸が必要なのか
2-1周りに流されなくなる
自分に軸があれば、それが基準になって物事を選択していくので周りに流されなくなってきます。
逆に自分の軸が無いと判断基準が曖昧なので、周りの顔色が気になるようになりますし、するとどうしても世間体が基準になってきます。
そうなると何かを決断しても
「周りがそう言ったから」
という理由が頭のどこかに生まれ、
それが失敗した時には他人や環境のせいにしたくなり、被害者意識が強くなるんです。
被害者意識は自分の成長を止めてしまうし、人間関係も悪化させてしまうので、
自分の軸を持ち、常に自分の意思で選択していくことは重要になります。
そうやって周りの目や世間体に流されず、自分の意志の上に生きた時に初めて自分の人生が始まります。
2-2感情に流されなくなる
自分の生き方や自分の大事にしたいことが定まってくると、その場の気分や感情には流されなくなってきます。
苦手な人と関わったとしても、
何か理不尽な状況になったとしても、
とても大変な時期だったとしても、
「今の自分の役割としてできることは何か」
を考えることができ、自分の大切にしていることを優先させることができます。
ここで自分の軸が無いと
- 現状に不平不満を言って
- やる気を無くし
- 周りを批判して
- 被害者意識になり
- [自分がいかに損をしないか]
しか考えられなくなります。
そうやって公を優先させるのではなく、私的感情で動くので人が離れていくわけです。
自分の生き方が定まって何が大切かを分かっている人は、苦しい時期でもブレずに、感情に流されることなく、やるべきことを成し遂げることができます。
2-3人と関係が築ける
自分の軸があれば他人と関係を築きやすくなります。
コミュニケーションとは、そもそも自分の意志があって初めて可能になります。
自分の基準があるからこそ、他人の話を聞いた時に意見が生まれますし、そこでの考え方の違いを通して学ぶこともできるわけです。
そしてその自分の軸や信念は雰囲気や態度や言葉の端々に滲み出て、相手はそれを感じ取ってあなたに魅力を感じます。
そうやって相手の魅力を感じ取ったり、こちらが価値を与えたりしてお互いの関係は築いていけるわけです。
しかし自分が空っぽだった場合、基準が無いので他人の言葉に傷つきやすくなりますし、自分の意見は生まれないですし、流されるだけだと存在感も薄まっていきます。
このように自分の軸があるのと無いのとでは全く関係の作りやすさは変わってくるので、是非とも自分の軸を持ってほしいと思います。
3自分の軸を作る方法
3-1人のために本気で頑張ってみる
- 自分にとって何が大切なのか
- どんな生き方をしたいのか
などは机に向かって悶々と考えていても出てきません。
これらは人と関わっていく中でしか見つからないんですよね。
例えば恋人やパートナーと本気で向き合ってみると色んなことが分かってきます。
特に男女の関係はエゴや課題が浮き彫りになりやすいんです。
- 良かれと思ってやったら鬱陶しがられた
- 嫉妬して喧嘩をしてしまった
- 自分の本音が伝えられず我慢ばかりしてしま
- 全然相手が本音で話してくれない
など色んなことが起こります。
そういうトラブルに関して一つ一つ逃げずに誠実に向き合うと、自分のこともよく分かってきます。
- こーいう時は自分は嫉妬しやすいな。
- これはやってあげても喜ばなかったな。もっと観察しておくべきだったな。
- これはやってあげたら喜んでくれたし得意だな
- これは喜んでくれたけど自分は苦手だな
- これは逆に相手を傷つけてしまったな
など色んな結果が出てきて、それが自分の中でデータとして貯まるわけです。
そのデータが自分の基準となって軸の原型になります。
僕自身も人と向き合う中で
- 「あー、もっとやれることあったな…」と後悔したり、
- なんでこんなに上手くいかないの?と絶望したり、
- ヤバい。凄く怒らせちゃった…と焦ったり、
- また傷つけてしまった…と自己嫌悪したり、
色んな失敗をしてきました。
だからこそ「もうこれは二度とゴメンだ」
という強い想いを生んで、
それが[自分の大切にしたいこと]
になっていきました。
そして自分の大切にしたいことを軸に生きていると、そーいう想いで人と関わった時に、凄く喜んでくれる人や、感謝をしてくれる人も出てきたんですよね。
すると「あー、良かったな。嬉しいな。」
という心から湧き上がる喜びを感じ、
そこで「自分はこう生きよう」
と生き方も定まってきました。
結局、本気で相手と向き合おうとすると必ず自分の課題が浮き彫りになるんです。
その課題と真摯に向き合い、成長させていくと、自分の生き方が定まってくるんですよね。
ただこの時に[相手のためを思う]という
「自分以外の何かのために頑張る気持ち]
が無いと、
失敗した時に被害者意識になるか、
もしくは潰れてしまいます。
例えば[良かれと思ってやってあげたら、逆に相手を怒らせてしまった]というケースがあったとします。
この時に相手のためを思う気持ちがあれば
- 何が足りなかったんだろう。
- 自分には他に何ができたのだろう。
- 次はどうしようか。
などの成長に繋がる思考をしますが、
相手を思う気持ちが無いと
- は?やってあげたのにその態度は何なの?
- ちゃんと言ってくれない相手が悪い。
- どうせ自分なんて何の役にも立たないんだ…
など、被害者になるか自己嫌悪するかで何も成長しません。
そしたら
- 体験から得る学びも、
- 自分の基準も、
- 大切にしてきたいことも、
何も分からないんです。
だから相手のためを思いつつ、本気で誰かと向き合ってみることは大切になります。
これは恋人でも、パートナーでも、クライアントさんでも、上司でも誰でも良いので誰か一人を決めて向き合ってみることをお勧めします。
3-2色んなことにチャレンジする
自分の軸を作るには、そもそもとして色んな体験が必要になります。
嬉しいこと、楽しいこと、辛いこと、苦しいこと、色んなことを経験した結果、自分の大切にしたいことが見えてきます。
例えば幼稚園児が
- 「将来なりたい職業が無い。」
- 「自分に何が向いてるのか分からないし」
とか言い出したら何とアドバイスしますか?
おそらくほとんど人は
「まだこれから色んなことを経験するから、それから決めたら良いし、今悩むことじゃない」と思うはずです。
それと全く同じですよね。
そもそもとして経験の絶対値が少ないのであれば、選択肢が自分の中に無いので、軸も基準も見つかりません。
結局は色んな体験をして、成功も失敗もして、その中から得た学びが基準となり、軸となっていくわけです。
そして、その体験としておススメするのが
[人のために本気で頑張ってみる]
ということなんですよね。
人と関われば必ず自分の思い通りにはいかないですし、多くの葛藤を生みます。
だからこそ沢山の学びがありますし、それが非常に濃い経験となるわけです。
そんな体験をたくさん積み上げていってほしいと思います。
3-3自己理解を深める
最後にやはりベースになるのは自分と向き合うということです。
常に自分の中で
- どんな生き方をしたいだろうか
- 何を大切にしたいだろうか
- どういう最後を迎えたいだろうか
などを問い続けるということが重要になります。
自分の中で問い続ければ、人は無意識に莫大な情報の中から答えを探し続けます。
そういうアンテナが張るんですよね。
そうやって問い続ける中で
- 自分の本音や
- 自分の感情や
- 自分の価値観や
- 自分の葛藤や
- 自分の喜び
などに気づいて、
自分というものが定まってきます。
だから日頃から自分と向き合って答えを見つけていってほしいと思います。
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4まとめ
自分の軸は他人と関わる中でしか見つからないので、是非とも積極的に他人と関わっていくとことをオススメします。
またこちらには違った角度で軸についてお伝えしているので、こちらも参考にしてください。
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