どうも。高橋です。
- これからは人間力が必要
- テクニックではなく人間力で勝負
- 人間力を高めたい!
など、[人間力]という言葉ってよく聞きますよね。
でも実際のところ、それは一体何を指すのかを具合的に教えてくれる人って中々いません。
なんとなく[人としての魅力]くらいにしか捉えてないのだと思います。
結論から言えば、人間力は5つの能力から構成されており、それを高めていけば確実に人間力は高めていけるんです。
この記事では、そんな人間力を高めていく方法をお伝えしていきます。
1そもそも人間力とは何か
〜人間力を構成する5つの要素〜
人間力とは
- 人としての総合力、
- 人間的な魅力、
- 地力、
- その人の本質的な魅力、
などの意味で使われることが多いです。
だだ、これだけではまだ曖昧なので、人間力を5つの要素に分解して、具体的に何を身につけたら良いのかをお伝えしていきます。
1-1セルフマネジメント能力の高さ
人間力を高める上でセルフマネジメント能力は必須です。
これは言い換えれば、自分を自分でどれだけコントロールすることができるかになります。
例えば、常に自己管理が必要な部分と言えば、
- 感情
- モチベーション
- 健康管理
などですよね。
自分の感情を上手く扱えない人は感情的になりやすく、人間関係でのトラブルも起きやすくなります。
また、感情に支配されるので仕事にもムラが出てきて、一定のパフォーマンスを出せません。
これはモチベーションの管理も同様で、
- 自分は何をするとやる気が出るのか
- 自分は何をすると意欲が下がるのか
- モチベが下がった時はどうするのか
- どうやって不調時を抜けるのか
- どうやって高いモチベをキープするのか
など、自分の性質を理解してコントロールする術を身につけておかないとパフォーマンスにムラが出ます。
これは健康管理にも同じことが言えます。
つまり、
人間力の高い人は自己理解が深まっており、自分のことを自分でよく分かっているという訳です。
1-2他者理解の能力の高さ
人間力の高い人は他人の気持ちもよく分かります。
自己理解が深まっていて自分の感情の動きに敏感になってるので、他人の感情の動きも汲み取ることができるんです。
また、[自己理解が深まっている=自分の価値観を自覚している]ということなので、人間力の高い人は自分の価値観を大切にしています。
そして自分の価値観を大切にしているからこそ、他人の価値観も尊重することができ、他人の考えに対して理解を示すことができるわけです。
このベースが人の気持ちを理解していく上で凄く大切であり、
このベースがあるからこそ余裕を持って相手を受け入れていくことができます。
1-3コミュニケーション能力の高さ
自己理解が深まっていて、
他人の価値観も尊重できると、
コミュニケーションが自然と上手くなるんです。
自分と他人の境界線がハッキリしているので、相手の言動にいちいち振り回されなくなります。
また、他者理解の能力もあるので、言葉の裏にある本音なども汲み取って、適切な言葉を選べるわけです。
もしここで、自己理解も他者理解も深まっていない状態だと
- 「あの人があんな態度を取ったのは私が嫌いだからだ!」
- 「きっと あのセリフは遠回しに私を仲間から外そうとしているんだ」
などの、自分の主観で勝手に判断した被害妄想を真実だと思い込み、事実とはズレた解釈をしていきます。
結局、事実とは違う被害妄想をしてしまうのは自分の思考パターンの問題です。
自己理解が深まっていないと、その自分の負の思考パターンがあることにすら気付けないので、コミュニケーションがまともに取れなくなります。
逆を言えば、人間力の高い人はそんなミスは犯さず、きちんとしたコミュニケーションが取れるんです。
1-4他人に価値を与える能力の高さ
人間力の高い人は他人に価値を与えることができます。
「価値って言っても色々あるじゃん?」
…と、思うかもしれませんが、
人間力の高い人が頻繁に他人へ与える価値は大体決まっているんです。
それが「気づき」です。
人間力の高い人は[気づき]を与えることができるんです。
これは知識を与えることではありません。
知識なら誰でも与えられますしGoogle先生で十分です。
[気づき]だからこそ価値があり、それを与えてくれる人間を人は最高に魅力的に感じます。
じゃあ具体的[気づき]って何なの?
ってことになるのですが、それは
- 相手の価値観に変化を起こす
- 相手の内側から変化を起こさせる
のが前提です。
[気づき]を与えられた相手は古い価値観が変わって、自分の可能性が広がるわけですから最高にスッキリとした感情になります。
そんなキッカケを与えてくれる人はどう考えても魅力的に映るんです。
人間力が高い人は
- 自己理解が深まっていて
- 他者理解が深まっていて
- コミュニケーション能力がある
だからこそ[気づき]を他人に与えることができます。
1-5物事を考える視点の高さ
人間力の高い人は視点が高いです。
物事を[過去、現在、未来]の視点で捉えることができ、全てを統合して考えることができます。
例えば、いつも他人の悪口ばかり言う社員がいたとしたら、多くの人は
- 「あの人は悪口ばかりだから嫌い」
- 「関わらないようにしよう」
- 「面倒くさい人だな」
くらいにしか考えません。
しかし、視点の高い人は
- どんな悪口が多いのか
- なぜその悪口を言いたくなるのか
- どんな価値観が影響しているのか
- その価値観を身につけたキッカケは何だったのか
- どんな生い立ちだったのか
- それを踏まえて今後はどう対応していくか
など、相手を[過去、現在、未来]の視点で捉え、問題の本質を探ります。
もしそこで、「あの人は生い立ちから考えると自分に自信が無いんだろう。だから相手の悪口を言って価値を下げることで、自分の価値を相対的に上げたいのかもしれない」
と、気付ければ対応はまた変わってきますよね。
人間力の高い人は表面だけを見て判断するのではなく、高い視点を持って物事を眺め、本質を掴む力を持っています。
2これからの時代は人間力が無いとヤバい
人間力はこれから時代に必須です。
その理由をお伝えしていきます。
2-1理由その1:モノやサービスが溢れている
あなたが何かサービス業や販売業をしている場合、今後は特に人間力が無いと非常に厳しくなってきます。
昔ってモノやサービスが全然無かったので、商品の価値だけで勝負できました。
- このサービスは素晴らしい
- この商品は素晴らしい
- だから購入するべき。
と。
しかし今は探せば似たような商品やサービスはいくらでも見つかります。
別に商品の価値をアピールされても「似たようなのが既にあるし、もっと安いのもあるけど?」と、何も響かないんです。
じゃあどこで商品を選ぶのかといえば、そこに関わる人の人間性であり、商品自体の背景に流れる人間味のあるストーリーです。
例えば有機野菜を販売したとします。
有機野菜なんて今時ネットでも買えますし、探せばいくらでも見つかりますよね。
しかし
「私はこの野菜を食べてアトピーを治した!」
「我が子はこの野菜で自己免疫疾患を克服した」
「だからこの野菜を同じ悩みをも持つ人を救うために広めたい」
というような販売者の体験談と理念に共感したら、その販売員が売る野菜を買ってしまうんです。
また、販売員だけでなく、その野菜を育てた農家の人の強い信念や理念に共感したら買ってしまうんです。
モノやサービスが溢れる時代だからこそ、最後は人間性が重要視されます。
そしてそれは人間力のある人にしか語れないんです。
2-2理由その2:SNSの発達で個人が丸見え
このご時世、SNSで検索すれば簡単に相手を特定できます。
そしてそこには自分の素が丸見えになるんです。
どんなに取り繕った文章でも、どんなに着飾った文章でも、書いてある内容を見ると
その人の
- 視点の高さ
- 価値観
- 物事の捉え方
が分かってしまいます。
必ず言葉の端々に出るんですよね。
例えば、何かの名言のような立派なことを投稿していても、人って無意識に「これは薄っぺらいな」と気づきます。
これは感覚的なものなので、テクニックでは誤魔化せないんですよね。
そして就職する時や、転職する時に、採用する側の会社がSNSをチェックすることも普通になってきました。
面接だけでは見れない人間性をSNSから見分けようとしているわけです。
そんな時代だからこそ、人間力を高めておいてSNSの投稿ですら魅力的になると、様々な場面において有利になります。
2-3理由その3:ネットでいくらでも無料で情報が手に入る
検索すればいくらでも知りたいことが直ぐに分かる時代だからこそ「誰が言うか」が凄く大切になります。
- ウンチクを語るだけならGoogle先生の方が優秀なんです
- 偉そうにアドバイスするだけならGoogle先生の方が優秀なんです。
- 知識を羅列するだけならGoogle先生の方が優秀なんです。
だからこそ大切なのは、
- 人に何かを教える時、
- 誰かの相談に乗る時、
- 誰かの指導をする時、
に「相手に気づきを与えて、価値観を変えるようなキッカケを与えられるかどうか」なんです。
知識を与えることは誰でもできますが、[気づき]与えることは伝え方が非常に重要になってきます。
そして伝え方に大きく影響するのが、伝え手の人間力なんです。
- 自己理解
- 他者理解
- コミュニケーション
などのベースがしっかりしている人だからこそ、他人に気づきを与えるような伝え方ができます。
2-4理由その4:人工知能の発達
人工知能が発達すると、機能的な仕事の部分は全て機械に奪われます。
でも人間味の部分で勝負できれば生き残れるんです。
例えば、車が完全自動運転になったらタクシードライバーは要らないですよね。
[人をある場所から別のある場所に届ける]という機能的な部分は機械で十分なわけです。
じゃあタクシードライバーは生き残れないのか?と言えばそうではありません。
例えば、
元芸人のドライバーで、目的地に着くまでずっと面白い話が聞ける!
みたいなタクシーがあったらそれは消えないですよね。
そこには人工知能では代用できない人間味のあるサービスがあるので、差別化ができるんです。
[人をある場所から別のある場所に届ける]という機能を求めるのではなく、その人を求めてそのタクシーに乗る…
コレってまさに人間力の高い人にしか生み出せない価値ですよね。
今回はたまたまタクシー業界の例ですが、これはどの業界にも当てはまることで、
機能的な価値しか生み出せていないとそのうち全て人工知能に交代させられます。
だからこそ今のうちに人間力を高めて人を惹きつける魅力を身につけておく必要なあるわけです。
3人間力を高める6つの方法(表面編)
表面的ではありますが以下の6つは直ぐに意識できるかと思います。
- 人の悪口は言わない
- 読書をする
- 他人への思いやりの気持ちを持つ
- いつも精神的に余裕を持つ
- 嘘をつかない
- 感謝の気持ちを持つ
これらの情報ってネットにいくらでも載ってますが、凄く薄っぺらいですよね。
これって例えば、
恋愛テクニックで
- 聞き上手が良い
- ボディタッチで距離を縮める
- 女性をイジって仲良くなる
などの要素があった時、これらを守っただけでモテるようになるでしょうか?
おそらくコレだけではモテるようにらないですよね。
あくまで表面的な要素の一部に過ぎず、そんなところを真似しただけでは直ぐにボロが出て相手に見抜かれます。
本当にモテたいのなら男としての本質的な魅力を上げるのが一番良いんですよね。
人間力もこれと全く同じです。
- 人の悪口は言わない
- 読書をする
- 他人への思いやりの気持ちを持つ
- いつも精神的に余裕を持つ
- 嘘をつかない
- 感謝の気持ちを持つ
これらを意識するのとは大切ですが、本質的な自分の魅力を上げない限り、人間力は高まりません。
表面的なテクニックでは人としての魅力はつかないということです。
4グッと人間力を高める5つの方法(本質編)
ここでは本質的に人間力を高める方法をお伝えしていきます。
4-1自己理解を深める
まずは自己理解を深めることが最優先です。
自己理解とは
- 自分の価値観を自覚する
- なぜ自分がそのような感情になるのかを理解する
- 自分の思考パターンを知る
- 自分の人格が生まれたストーリーを自覚する
などです。
自分がどんな時に感情が動くのかを分析していくと自分の価値観が見えてきますよね。
要は、嬉しい時、不安になる時、楽しい時、イラッとする時など、感情が動く瞬間って自分の価値観に何かしら反応した時です。
つまり「なぜそんな感情になったんだろう?」ということを掘り下げると、
- 自分は何が好きで
- 何が嫌いで
- 何が許せて
- 何が許せなくて
- 何がしたくて
- 何がしたくないのか
などが分かります。
そしてその自覚した自分の価値観が物事の選択基準となり、これが自分の軸の基礎、信念の基礎となるわけです。
人間力を高める上で自分の軸は必須ですが、そのためには自己理解が深まっていないと自分の基準が分からないんですよね。
また、自分の価値観が自覚できると、
「あー、今イラッとしたのは自分のこの価値観に反応したからだ」と分かるようになり、
《イラつかせた相手のせいではなく、自分の価値観の影響なんだ》と捉えられるようになります。
すると他人のせいにするこが減り、被害者意識から抜けて、自分の感情の扱い方も上手くなるわけです。
これがセルフマネジメント能力を高めてくれます。
4-2等身大の自分を受け入れる
自己理解を深めていくと、いろんな自分を見つけることとなりますが、そんな自分を受け入れていくことが重要になります。
自分の良い面や悪い面を見つけることで一時的に混乱するかもしれません。
特に無自覚だった自分のダークサイドは知るとショックだったり、拒絶したくなります。
でも、そーいうプラス面もマイナス面も両方受け入れて、そんな等身大の自分で生きていくことができると他者評価にビクビク怯えることもなくなるんです。
自分で自分を受け入れているからこそ
他人にマイナス面を指摘されても
「たしかにその通りですね〜」
「その自覚はあります」
「そうなんですよね〜」
とムキになることもなく対応できます。
この前提があるから
- 素直になれますし
- 見栄を張らなくなりますし
- 自分で自分を信頼できますし
だから精神的に余裕が生まれす。
そういった余裕のある姿や等身大で堂々と生きる姿が魅力的に映るんです。
4-3他者理解を深める
自己理解が深まってくると他人の気持ちも想像できるようになってきます。
自己理解を深めて自分の感情の動きに敏感になるからこそ、他人の感情の動きも察することができるようになるんです。
自己理解を深めて自分の価値観が生まれた背後には何かしらのストーリーがあったことが自覚できるからこそ、他人の価値観の背後にも「何かストーリーがあるだろう」を想像することができるようになるんです。
そうなってくると相手の態度や行動や言葉にイラッとしても
アイツはウザい!ムカつく!
と、感情的に拒絶するのではなく、
「そーいう価値観が生まれた背後にはどんなストーリーがあるんだろう?」
という視点になります。
そうして他人によってイライラすることは減っていくんです。
だから人の悪口を言わなくなります。
だから思いやりの心が生まれます。
自己理解を深めてからの他者理解は自然な流れであり、そうして少しずつ視点が高くなっていくわけです。
4-4一人の人間と正面から向き合ってみる
人間力を高めていく上で一人の人間と正面から付き合い、深い関係を築くという体験は物凄く重要です。
正面から向き合おうとすると、
必ず価値観の違いでぶつかりますし、
時には傷つくこともあります。
その時に迫られる二択…
[相手が理解してくれないのが悪い]と解釈するか
[自分に伝える力が無かった。まだ相手を理解しきれてなかった]と解釈するか
この2つのうちどちらを選ぶかが人間力を決めるんです。
人間力の低い人ほど他人のせいにする傾向にあり、自分は被害者だと思っています。
人間力の高い人ほど自分次第で何とかなると考えており、自己責任の意識でいます。
このように一人の人間と正面から向き合おうとすると成長するための二択を迫られる機会が凄く増えるんですよね。
そして時には
- 本音をさらけ出せない自分
- 嫉妬する自分
- 逃げたくなる自分
- 嫌われるのを恐れる自分
- 相手をコントロールしたくなる自分
など、色んな自分が浮き彫りになってきます。
そんな時、相手のせいにするのではなく、色んな自分と向き合うことにより自己理解が深まり、どんどん成長していくわけです。
そうして他人との関係の中でコミュニケーション能力が高まりますし、ちゃんと対話をするには感情も上手く扱えないといけないので、セルフマネジメント能力も高まります。
4-5これらを通して視点が高くなる
これまでの1〜4を繰り返していくと視点が高くなります。
[過去・現在・未来]の視点で考えられるようになり、物事を深く見れるようになるんです。
自己理解も自分の[過去・現在・未来]の視点で考えますし、
他者理解も相手の[過去・現在・未来]の視点で考えます。
すると他の物事も
- なぜそれが起きたのか
- その背景には何があったのか
- その歴史から予測すると今後はどうなるのか
などの色んな角度から考えるようになって人とは違う考えを持つようになるわけです。
人間力の高い人ほど多面的に捉えることができて、本質を見抜くのが早いですよね。
5まとめ
人間力を高めていく上では表面的なことをただ真似るだけではなく、
本質的な魅力から上げていく必要があります。
さて、ここまでを真剣に読んだ方は
・自己理解って具体的にどうやって深めるの?
・他者理解って具体的にどうやって深めるの?
・相手の価値観の背後にあるストーリーってどうやって知るの?
・気づきってどうやって与えるの?
・視点ってどうやって高めるの?
・本音をさらけ出すのが怖い時はどうするの?
・どうやったら自分自身を信頼できるようになるの?
などの色んな疑問が湧くかと思います。
その辺の詳しいところはコチラの無料ebookに全て乗ってますので是非とも参考にしてください。
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最後までお読みいただきありがとうございました。
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73歳です
人間力を高める
を読みました新たな気付きで気持ちが充たされましたありがとうございます出会いに感謝しています
これからも自分を高めて心豊かに年を重ねて行こうと思います
重ねてありがとう