どうも。高橋です。
今回はこんなメッセージが来ました。
恋愛で嫉妬は起こりやすいですし、こーいう相談も多いです。
よくネットには「嫉妬は相手のことが好きだからこその感情!」と載っていますが、ここを鵜呑みにしてしまうと関係は崩れていきます。
嫉妬の背後にある本質と向き合わなければ嫉妬心を克服することはできないんです。
ハピネーションでは恋愛における嫉妬心の本質を浮き彫りにして、根本から変えていくヒントをお伝えしようと思います。
目次
1嫉妬の正体とは
1-1嫉妬は比較によって生まれる
嫉妬は必ず何かとの比較で生まれ、その背後にあるのは[劣等感、自信の無さ]なんですよね。
自信が無いからこそ周りと比べますし、なおかつ承認欲求がベースとなった比較になります。
- いかに自分が注目されているか
- いかに自分が好かれているか
- いかに自分が認められているか
などの承認欲求が基準となり、それが少しでも周りと比べて劣っているとなると、嫉妬心が湧き上がり、怒りや悲しみに変わります。
そーしてこーいう人が幸せを感じるベースは比較による優越感なんですよね。
- 誰かと比べて自分が優っているから幸せで、
- 他人から認めてもらえるから幸せで、
- 他人から褒めてもらえるから幸せで、
幸せの源泉は全て他人の言動によって生まれるので、《自分が幸せかどうかは他人が決める人生》を送っています。
その人生は非常に窮屈ですので、いち早く卒業することが大事になってきます。
1-2嫉妬は支配欲の現れ
「嫉妬は相手のことが好きだからこそ」などと良く言われますが、それは本質ではありません。
嫉妬の背景にあるのは「自分の思い通りに相手をコントロールしたい」という支配欲の現れです。
相手を自分の期待通りに動かして、自分が満足したい、自分を満たしてほしいというエゴなんですよね。
だからこそ嫉妬心が強く湧いた時って
- あえて無視してみたり
- 問い詰めてみたり
- 「どうせ自分なんて…」と暗くなったり
など相手の気を引くための表現を無意識にやってしまうんです。
日常的にこーいうことをやってしまう場合は普段の付き合い方も、視点は自分にしか向いていないことが多いです。
相手の状況、環境を考慮するよりも、自分がいかに満足するか、満たしてもらえるかを中心に考えて付き合っています。
そういった普段からのマインドセットが嫉妬心を余計に増幅させるわけです。
1-3根底にあるのは寂しさ
嫉妬の根底にあるのは「寂しさ」です。
嫉妬心が強い人は常に心のどこかに満たされない思いがあって、それを誰かに埋めてもらいたいわけです。
その寂しさの源泉を掘り下げると、多くは幼少期の頃に両親との関係の中で感じた寂しさが、大人になっても残っているということなんですよね。
過去に何があったかは個人で違いますが、
- 言いたいことが言えなかった
- 共働きで両親は忙しかった
- 弟ばかり可愛がられていた
- 褒められたことがなかった
- 両親の仲が悪くて不安だった
etc…
などの何かしらの環境、状況があり、そこで子供の頃の自分が寂しさを抱き、それが大人になった今も残っています。
特に子供の頃のそういった感情はかなり根深く心に残るため、無意識のうちに「寂しさ」は溜まっていくんです。
その満たされない思いが暴走すると、
「何とかして満たされたい!」
「とにかく埋めてほしい!」
と、欲求が出てきて、
無理やりにでも相手の気を引こうとするから支配欲が生まれ、その結果強い嫉妬心に駆られるということになります。
2嫉妬との向き合い方
2-1嫉妬を自己理解に活用する
嫉妬は自分のことを理解するために使えます。
要は嫉妬するということは自分の何かしらの価値観に反応しているということなので、その理由を掘り下げると自分のことが見えてくるんです。
- なぜイライラするのか
- 本音はどうしたいのか
- 何が気にくわないのか
これらの理由を冷静に考えていくことで、嫉妬による不安や怒りや悲しみなどの感情が薄れていきます。
例えば「彼は元カノには色々プレゼントしていたのに私にはプレゼントが少ない!」という状況があったとします。
すると嫉妬心が強い人は元カノに嫉妬し、不安、イライラ、悲しみなどが湧いてきますよね。
でも、そこで一度考えてみてほしいです。
「一体自分は何がそんなに気にくわないんだろう?」
「一体何を望んでいるのだろう?」
と。
例えば、
私はお金をかけてもらったら嬉しい?
→元カノよりお金をかけてもらったら満足
じゃあお金だけかけてもらって扱いはテキトーでもok?
→それは嫌。お金よりも心での深い繋がりが欲しい。
元カノへの嫉妬をぶつけて自分に無理やり気を向けさせて彼との心の繋がりは作れる?
→それだと彼は離れていきそう
じゃあ本音はどうしたい?
→もっと彼と良い関係を築きたい
それなのになんで元カノと比べて嫉妬するの?
→寂しいから。愛されてる自信が無いから。自分にもっと愛情を注いでほしいから。
などなど、こーいう自問自答を何回も繰り返していくと、自分の本音が見えてきます。
これには各個人によって様々な理由があり、100人いれば100通りの答えがあります。
今回の例で言えば「自信の無さ」や「寂しさ」などの課題が出てきましたが、掘り下げていけば自分の向き合う課題が見つかるわけです。
そうすると嫉妬から出てくる相手を責める気持ちなどは落ち着いてきて、自分の課題へ目が向き合えます。
基本的に嫉妬で感情が治らない時というのは
- 相手のせい
- 環境のせい
- 周りの人間のせい
など自分以外に責任があると感じている時ほど感情が暴走しやすいですよね。
だからこそ自己理解に活用し、冷静になることで、客観的に嫉妬という感情が見えるようになります。
2-2嫉妬を向上心に変える
嫉妬が出てきたらそれは向上心に変えてしまえばよいんです。
そもそも嫉妬という感情は比較によって生まれます。
であるならば、比較した結果、自分の方が至らないなと思ったのであれば「もっと魅力的になれるよう頑張ろ」と思えば良いんです。
結局のところ嫉妬って、自分の気分を下げて、それによって相手の気を引いたり、怒りをぶつけたりするから面倒なことになるんです。
比較するだけならなんの問題もありません。
その分を頑張るエネルギーに変えてください。
そして自己理解を深めることにも嫉妬を活用できれば自分の課題を見つけることもできます。
その課題に取り組むことで自分を成長させることもできるので、嫉妬は活用の仕方次第で有効に使えます。
2-3相手と向き合うエネルギーにする
恋愛で嫉妬するということは、それだけ相手と深く繋がりたいということです。
本当にどうでも良い相手だったら嫉妬なんてしないですからね。
だったらその気持ちをとことん相手と向き合うエネルギーに活用しましょう。
嫉妬して自分に気を引かせようとするだけでなく、
- 相手の気持ちはどうなんだろう?
- 相手はどうしてほしいんだろう?
- 相手にとっての幸せや喜びって何なんだろう?
など、相手へフォーカスしてみてほしいです。
基本嫉妬している時って《いかに自分へ気を向けさせるか》にフォーカスされていて、相手のことを考えてないんですよね。
「本当は相手と深く繋がりたい」という想いがあるのならば、
自分に気を向けさせることにエネルギーを使うのではなく、相手を理解するためや、相手の幸せを考えるためにエネルギーを使ってみましょう。
そうやって自分を満たすことではなく、相手のことを本気で100%想っていたら、嫉妬心は小さくなっていきます。
3嫉妬心を減らして穏やかな恋愛をするには
3-1寂しさを恋愛で埋めようとしない
恋愛で嫉妬心が強く出てしまう人ほど、寂しさを恋愛という刺激で埋めようとしています。
だから付き合う時のベースが
《ちゃんと構ってほしい。そうやって私を満足させてほしい》という
[いかに自分が満足するか]を基準にした自分中心の付き合い方になるんです。
だから自分の期待通りに相手が動いてくれないとイライラしますし、嫉妬もしやすくなるわけです。
そういう付き合い方をしていたら誰と付き合っても上手くいきませんよね。
寂しさは恋人に埋めてもらうものではなく、自分で向き合い、自分で克服していくものです。
- どういう時に寂しさを感じるのか
- なぜ寂しくなるのか
- どうすれば寂しさでネガティブになった時に持ち直せるか
などを異性と付き合う中で学習し、体験から学びを得て、成長していく必要があります。
恋愛とは本来、そーいう学びや気づきを与えてくれる最高の機械なんですよね。
決して、[いかに自分が満足するか]という自分視点で付き合うことが恋愛ではないので、お互いが成長できる関係性を築いていってほしいと思います。
3-2満足感ではなく一体感を感じる
[自分がいかに満足するか]をベースに付き合っていると、自己中心的な関わり方になってしまいます。
だから、より良い関係を相手と築いていこうと思ったら
[幸せ=自分が満足すること]という状態を卒業する必要があるんです。
本当に温かい人間関係を築く人は
[幸せ=一体感]となっています。
一体感というのがイメージできなければ、
[相手の幸せを自分ごとのように喜べること]だと思ってください。
そーいう他人の幸せを素直に喜べる人は、《自分が満足するためではなく、相手のために頑張ることによって幸せを感じれます》
[相手のために頑張る→良い結果が出る→相手が喜ぶ→感謝→自分も嬉しい→また相手のために頑張る]
という無限ループで幸福感を得られるんです。
ここで感じる幸福感は自己満足に浸る嬉しさよりも何倍も大きく、凄く心が暖かくなります。
そーいう幸せを感じれるようになると嫉妬の感情も湧かなくなってきます。
3-3相手のためを想う
満足感ではなく一体感での幸せを感じるためには相手のためを想う[貢献の意識]が重要になってきます。
相手のお役に立とうと頑張ったり、応援したりするからこそ、それで相手が喜んでくれたり、成長してくれたりしたら嬉しいわけです。
結局人がネガティブになる時って自分のことばかり考えている時なんですよ。
- 自分が満足したい
- 自分を満たしてほしい
- 自分の期待通りに動いてほしい
などのエゴがあるからこそ、それが思い通りにいかなかった時にショックや不安や怒りに変わるわけです。
だから嫉妬心も出てくるんですよ。
でも100%相手のことを想っている時は嫉妬心などのネガティブな感情は湧きません。
じゃあ例えば、
誰かを本気で応援している時にネガティブになりますか?
ならないですよね。
人は本気で誰かを応援したり、誰かのために頑張っている時って気分はむしろ上がるんですよ。
つまり、相手の成長、喜び、幸せを祈るような気持ちでいれたら嫉妬心は湧いてきません。
なので、恋愛では自分を満足させることを目的とするのではなく、相手の成長、喜び、幸せを考えながら接していけると良いでしょう。
実際のところ嫉妬心を100%消すことは不可能です。
人間なら誰しも抱く感情であり、無理やり消そうとすればするほど出てきます。
だから[相手を応援する気持ち]と[自分のエゴ]の比率が51:49でも良いので、相手への思いやりへスポットライト1%でも多く当たるようにしましょう。
そうすると嫉妬心が湧いたとしても、それ以上に相手を応援する気持ちがあれば嫉妬心は自然と小さくなっていきます。
そんな感じで捉えてもらえたら良いと思います。
4まとめ
恋愛での嫉妬の相談は尽きませんが、これを見て少しでも多くのカップルが恋人と良い関係を築けることを祈っています。
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