どうも。高橋です。
ナルシストという人種って必ず一定数存在します。
一般的にはあまり良いイメージは無く、面倒な感じに扱われることが多いですよね。
ただ、それは世間の表面的なイメージだけであって、ナルシストは悪い面だけではありません。
もちろん周りを困らせる一面もありますが、それはナルシストという人種の一部にすぎず、本質ではないんです。
それにもし本当にナルシストに悪い面しかなかったら、そんは男性と付き合っていたり結婚していたりする女性はどうなるのでしょう?
必ず良いところもあるから一緒にいるわけなので、悪い面も良い面もセットで理解して本質を掴む必要があります。
この記事ではそんなナルシストの悪い面も良い面も含めてお伝えしていき、
- ナルシストの特徴
- ナルシストの本質
- ナルシストとの上手な対応の仕方
を掴んでもらおうと思います。
目次
1ナルシストの特徴
1-1自己中心的
ナルシストは自己チューな人が多いです。
基本的に視点は自分の中だけしか見ておらず、周りがどう思っているのか、周りがどう感じているのかが把握できません。
それくらい自分を過信しています。
ポイントは「自信」ではなく「過信」という部分です。
本来[自信がある状態]というのは
自分の良い部分も悪い部分も含めて自分を全て受け入れ、等身大で生きている
ということです。
しかしナルシストは、自分の良いところ(と自分が思い込んでいる部分)を等身大以上に信じており、それをアピールしている状態ですよね。
多くの場合は周りの人の目や評価から客観的な視点が手に入るはずですが、ナルシストはそーいう情報に気づきません。
それくらい視点が自分の内側にしか向いてないんです。
ということは、他者視点が必要な
- 相手の気持ちを察する
- 場の空気を読む
などが苦手になり、結果として自己中心的になることが多くなります。
1-2見た目を凄く気にする
ナルシストは見た目を凄く気にする人が多いですよね。
これは見た目が一番分かりやすく、客観的に自分でも判断しやすいからです。
自分の内面って自分で掘り下げていかないといけないですし、自分の思考パターンや心理の部分って分かりにくいですが、見た目なら鏡を見れば一発で把握できます。
だからそんな分かりやすい見た目は気をつけやすく、意識もしやすいわけですよ。
そして見た目は最も分かりやすい評価ポイントであり、アピールポイントでもあるんです。
視点が狭いため、そういった表面的な分かりやすい部分以外の勝負の仕方が分からないんですよね。
そのため自分が自分を鏡でチェックすることはできますが、[そんな鏡を見てチェックしている自分を他人がどう見てるのか]は客観的な視点が必要になるため、それはできません。
1-3自分の話が中心
ナルシストは自分の話が中心になります。
これも自分の良さをアピールするには自分で言うのが一番分かりやすい方法だからです。
基本的に自分に対して注目を集めたいという心理が強く働いているので、自然と話題が自分中心になります。
ただ、自分が喋っていなくても話題の中心が自分であれば満足する感じです。
1-4プライドが高い
ナルシストはプライドの高い人が多いです。
客観的な視点が無いため自分の考えが正しいと思い込みやすいんですよね。
また、過信があるので周りを下に見て、上から目線になってしまうこともあります。
そのため批判的になりやすかったり、他人の意見を受け入れにくかったり、周りからは接しにくい空気を作ってしまうわけです。
また、自慢話も多くなるので相手を疲れさせてしまうことも。
ただ上手に付き合える人はそのプライドの高さを逆手に取って、色んなことをやってもらうこともできます。
思考としてはシンプルなのでコツさえ掴めば普通の人よりも分かりやすいはずなのですが、それができない人は離れていってしまうんですよね。
2ナルシストには2種類いる
2-1自分を本気で信じているナルシスト
自分を信じれているナルシストは
本気で自分のことを天才だと思っていたり、
俺はできる男だ!と確信していたり、
根拠の無い揺るぎない自信を持っています。
コレは自分を信じれているので凄く良いことなんです。
ただ、客観的な視点が無いため我が道を突き進んで暴走しやすいんですよね。
自分が正しいと思い込んでいるので、周りの意見も中々聞けず、協調性に欠けます。
しかし、その揺るぎない自信のおかげで、常識や世間体にとらわれずにチャレンジできたり、能力自体が高ければカリスマ性を発揮させることができたりします。
2-2劣等感に溢れたナルシスト
劣等感が強くてもナルシストのような態度になってしまうことがあります。
これは自信型のナルシストと違って、自分には全く自信が持てません。
でもそんな弱い自分が許せないので他人を攻撃したり、周りより自分の優位性をアピールすることで、世間に認めさせたいんです。
そして他者評価も凄く気にしているので自分の非は認めず、言い訳なども多くなります。
また、コミュニケーションでも相手に合わせて楽しませるというよりは、興味の無いフリをして硬派を気取ることもしばしば。
これは他者評価を気にしすぎてどう接したら良いのか分からなくなっていて、最終的に冷たい上から目線の態度になってしまうんです。
3ナルシストの本質とは
3-1本当は満たされていない
ナルシストの人達って実は愛情に飢えていたり、深層心理では自信が無かったりします。
自分を過信しているくらいなのに自信が無いってどーいうこと?
と、思うかもしれませんが、彼らは自分の弱いところと向き合うことができません。
自信と過信というのは全然違って、
自信というのは良いところも悪いところも全て認めて受け入れて、等身大の自分で生きることです。
だから自分を偽ることなく信じることができます。
一方で過信は自分の弱味には目を向けず、隠して否定し、それを大きな妄想でカバーしようとします。
結局は自分が深層心理では満たされていなくて、何かが足りないからこそ大きく見せようとするんですよね。
もう周りから認められたくて認められたくて仕方ありません。
上から目線になってしまうのも、
プライドが高くなってしまうのも、
自己チューになってしまうのも、
[自分は認められる存在である]ということを感じたいんです。
そして自分を否定されることには耐えられないので必死に守っています。
ナルシストの背景にはそーいう想いが隠れているわけです。
3-2精神的には幼い
ナルシストは精神的には幼い人が多いです。
基本的に視点が自分の内側にしかないので、物事を客観的に見ることができません。
ということは人の気持ちを想像したり、察したりするのが苦手ということです。
だから何かアイディアを出す時も
[自分がどう思っているか]が中心にあり、[周りがどう感じるか]はあまり考慮されないんです。
すると場合によっては空気が読めない感じになり、周りから敬遠される存在になってしまいます。
3-3人との距離感が掴めない
客観的な視点が無いと人との距離感が掴めません。
人によって距離感はバラバラであり、
最初から近い人もいれば、
なかなか心を開かない人もいますし、
構ってほしい人もいれば
放っておいてほしい人もいます。
ナルシストはそういった人との距離感を図るのが苦手なんです。
人との距離感を掴むには
- 自分のポジションや
- 相手の心理状態や
- 二人の関係において何が必要か
が見抜ける能力が必要になります。
ナルシストにとってはその部分を見抜くことが凄く難しく、関わりにくい雰囲気を出してしまうわけです。
すると接し方の基準は自分の気分になるので
信頼関係ができる前にズケズケ踏み込んでしまったり、逆に無関心で放置してしまったり、中々上手に関係が作れないこともあります。
3-4成長した時にカリスマ性が出る
ナルシストは悪い面だけではなく、相当な良いポテンシャルも秘めているんです。
特に自信型のナルシストは自分ことを過信しているわけですが、そこに成長して客観的な視点が加わり、実力が伴ってくるとカリスマ性を帯びてきます。
自分を信じて突き進むことができ、客観的な視点を持って、周りの人たちを引っ張ることができる存在に変わるわけです。
自分のことが本当に好きで、本気でそれを信じていて、生き生きと振る舞う姿は輝いて見えるものなんですよね。
他者視点が加わるだけでナルシストも立派な才能に変わります。
3-5成長した時に困難な状況でも立ち向かえる
自信型のナルシストは自分を信じる力があるので、成長したらどんな困難にも立ち向かうことができる強い人になります。
そもそも人が挫折をしたり、諦めたりするのはなぜだと思いますか?
それは
- 自分の可能性
- 自分の能力
- 自分の存在意義
を信じれないからです。
人は困難ににぶつかった時に色んなことを脳内で考えますよね。
そこで諦める人のほとんどは
「あぁ、また壁か。もう自分には無理かな。」と思い、
そう考えた瞬間からできない理由を正当化するための要素を一気に探し始めます。
- 忙しい
- もともと向いてなかった
- 別にやらなくても生きていける
- そもそもやって意味あるのか
など、いくらでも出てきますよね。
でも、そこで自分を信じれている人は
- この上手くいかなかったデータをどう活かすか
- 次はこれを踏まえてどうしようか
- スケジュールをどう組もうか
などの次へ進む要素を一気に考えます。
同じ[壁にぶつかった]という現象でも自分を信じれているか、そうでないかでは全然思考が違うんです。
その点、ナルシストは自分を信じるとができるので、どんなに壁が現れても、その度に壁を越えるための思考をすることができ、最終的には突破していきます。
3-6人のために頑張る時、ナルシストは進化する
ナルシストが進化する時は人のために頑張ろうと思った時です。
自分の承認欲求を満たそうとしている時というのは[いかに自分が認められるか]しか考えられませんが、
人のために頑張ろうと思った時は自然と視点は広がり、[自分には何ができるだろうか]と客観性が出てきます。
そして人のためを想ったら、相手の気持ちを考えないといけないので、他人の立場や環境や気持ちを想像するようになるんです。
そうなると[自分を信じる力+客観性]が出てきて、自分を信じて突き進む突破力が生まれ、一気に魅力的な人へ進化します。
スラムダンクを知っている人ならイメージしてほしいのですが、物語後半の桜木花道がまさに進化したナルシストです。
最初は春子さんという女の子にモテたいために桜木花道はバスケ部に入りました。
バスケは素人なのに自分は天才だと思っていて、入部当初は自己チューなプレイを繰り返してチームにも迷惑をかけてたんです。
でも、どんどん成長していき、[モテたいからやる]という自分中心の視点から[チームの勝利のために今自分が何ができるか]ということを考えるようになって、
チーメイト皆んなが諦めているような絶望的な点差の時でも、一人勝利を信じて周りを引っ張っていく存在になりました。
そうやってナルシストというのは人のために頑張れた時に凄く力強い存在になれるんですよね。
ナルシストに関する多くの情報は悪い面しか書かれていないので、ちゃんと良い面も含めて本質を捉えるようにしてほしいと思います。
4ナルシストの上手な対応の仕方
4-1とりあえず褒める、認める
一番分かりやすのは褒めて認めてあげることです。
これはそこまで深く関わる必要がないような相手の場合には特に有効になります。
- さすが!
- 凄いですね!
- へぇー!そうなんですね!
この辺を上手く使っていって
「あなたのことを敬っていますよ」
ということが伝わるようにすれば良いわけです。
あとは何か頼みごとをする時も
「Aさんくらいの実力があればできると思ってお願いしたんですけど頼んでも良いですか?」
みたいに相手のプライドをくすぐるような感じでお願いすするとアッサリokだったりします。
また、何か改善してほしいところを指摘する時も
「Aさんならもっと上を目指せると思うんですよね。だからこの辺とこの辺をもっと良くしていきましょうよ。」
みたいな感じに、相手の自尊心を満たして、その上でこちらの要求をしていくと上手くいくことが多いです。
4-2満たされないモノを満たしてあげる
ここはただ褒めたり認めたりするのよりもレベルが高い対応の仕方になります。
恋人などの近しい関係の場合はこーいうアプローチも必要になるはずです。
満たされていないモノを満たしてあげるというアプローチを考えていく上では「なぜその人はナルシストになったのか」を考える必要がありますよね。
ぶっちゃけ生まれつきナルシストという人はいません。
成長する過程の中でナルシストになっていったんです。
その原因は家庭環境や親子関係にあることが多く、子供の頃に必要な欲求が満たされていないと、そこに劣等感が生まれて劣等感型のナルシストになります。
つまりは、その満たされていない所を満たしてあげれば変わっていく可能性があるわけですよ。
例えば幼少期に母親からの愛情が足りない状態で育ってきたとすると、母性を求めます。
つまりこーいう劣等感型のナルシストの場合は
- すごいですね。
- さすがですね。
という褒め言葉よりも
背後にある劣等感に気づいてあげて、
「ありのままのあなたを受け入れますよ」
というメッセージを込めた母性の方が
何倍も響くんですよ。
そうすると相手が素直に心を開いてきて、ナルシストの気質が弱まってきます。
これは恋人や本当に近しい関係の人には有効なアプローチです。
4-3本質に気づかせる
ここは最もレベルの高いアプローチ方法になります。
- ナルシストの傾向が出ていることを自覚させて、
- 「どうしてそうなっているのか」を示し、
- 「どうやればそこが成長するのか」までの道筋を示す
そんなアプローチになります。
もはやコンサルみたいなもんですね(笑)
ただ夫婦関係など長い期間を共にする関係の場合はこーいうアプローチも必要です。
ずっと我慢して付き合っていくわけにはいかないですから。
まず伝え方の部分でかなり注意が必要です。
もともとナルシストでプライドが高い傾向にあるので、否定する形で伝えてしまうと猛反発をくらいます。
だからまずは母性などで相手を包んで、
「そんなプライド高くして自分を守る必要なないんだよ」
と、癒してあげてください。
そーやって心の壁を取ってから
「今のあなたの言い方だと私はこーいうふうに捉えちゃって悲しくなるんだよね。」
みたいな感じで一つ一つナルシスト的な態度や言葉を指摘して修正していってほしいと思います。
また、相手の生い立ちを知らなければ
「なぜナルシストになったのか」
は分かりませんので、
相手が
- どんな過程環境で育ったのか
- どんな育てられ方だったのか
- 親子関係はどうだったのか
- 学生時代はどうだったのか
- 過去の恋愛はどうだったのか
などを聞いて、相手の人格が出来上がった歴史から紐解いていきましょう。
人の本質はそこに隠れています。
5まとめ
世間で言われているナルシストって自信型も劣等感型も同じ扱いになっています。
表面からみれば確かに同じナルシストですが、内側は全く違うんですよね。
ただ一括りにして「あの人はナルシストだ!」と思わないようにして、ちゃんと相手の内面まで見てほしいと思います。
さて、ここまでを真剣に読んだ方は
・劣等感はどうやって克服するの?
・気づかせるってどうやるの?
・どんなふうに伝えたらいいの?
・満たされていない部分を見抜くのにはどーするの?
・相手を成長させるにはどうするの?
など色んな疑問が湧くかと思います。
その辺の具体的なステップは全てこちらの無料Ebookでお伝えしております。
是非LINE@でお友達追加して受け取ってください。
またLINE@では質問受け付けてますので、分からない部分はお気軽に聞いてください(^^)
最後までお読みいただきありがとうございました。
※こちらでラジオ配信してます。↓↓↓
色んな相談に回答しており、今のあなたにぴったりの相談回答もあるかもしれません。
毎日更新してますので、是非チャンネルフォローよろしくお願いします。
コメントを残す