どうも。高橋です。
色んな人のコンサルをする中で
「なかなか素直になれません」
という人って結構多いです。
そーいう人は本音が言えなかったり、思ってもないことを言ってしまって後から後悔したり、それが原因で関係を悪化させていたり、苦しい恋愛をしている人が多くいます。
こういった「素直になれない」という現象の根本原因は、結論から言うと[過去に身につけた価値観&恐怖心による防衛反応]です。
これらを1つ1つクリアしていけば恋愛においても素直になれて、相手と深い信頼関係を築くことができるでしょう。
この記事ではそんな素直になれない具体的な理由とその解決方法をお伝えしていきます、
目次
1素直になれない3つの原因
1-1傷つくのが怖い
素直になれない人は傷つくことをとても怖がっています。
相手に合わせてしまったり、強がってしまったりするのは、もし本音を素直に表現したとして、それを否定されたら心が耐えられないからです。
おそらくは家庭環境や両親との関わりの中で、[素直に表現したら受け入れてもらえなくて傷ついた]という体験が幼少期の頃からあるのでしょう。
そういう子供なりに傷ついた体験が積み重なって、「素直になって傷付くくらいなら本音を出すはやめよう」と学習したわけです。
その結果、大人になってもその価値観が消えず、特に恋愛においては相手との距離が近くため、その価値観が浮き彫りになります。
子供の頃に身につけた心のバランスを保つための生存戦略みたいなものです。
これはこれで大切な機能なので素直になれないこと自体をあまり否定はしないでくださいね。
1-2嫌われたくない
恋愛で素直になれない人は相手に嫌われたくないという強い想いを持っております。
だから自分の魅力で勝負するというよりは
[相手はどんな人がタイプなんだろう?]
という基準で、自分をそこに合わせようとするわけです。
そうなると、本来の自分と相手のタイプが異なった時、無理して相手の望む像を演じるので、本当の自分が表現できなくなります。
すると素直さからはどんどんかけ離れていき、自分の想いは押し殺してしまうわけです。
1-3本音が分からない
相手に合わせたり、自分の本音を隠し続けていたりすると、そのうち自分が本当はどうしたいのかすら分からなくなってきます。
この段階にくると自分の意志で決めたことでも、どこかモヤモヤしたり、イライラしたりすることが増えてくるんです。
でも、自分で何でモヤモヤしてるのかが分かりません。
- 本当はどうしたかったのか
- 相手にどうしてほしかったのか
を相手に伝えることもできないんです。
でも感情的には嫌な感じがするので、心にもないことを言ってしまったり、相手を困らせるような態度を取ってしまったりします。
そうして後から
「あんなつもりじゃなかったのに…」
と後悔するわけです。
2あなたはどれ?素直になれない人の3つのタイプ
素直になれない人にも3つのタイプがあり、全てが当てはまる場合や、どれか1つの傾向が強い場合もあります。
2-1予防線タイプ
このタイプは自分が傷ついた時のショックを減らすために予防線を張ることで心の安定を保ちます。
特に相手との温度差がある時などには発動しやすくなり、通常は自分の方が強く惚れてしまっている時に発動しやすくなります。
要は惚れ込むと自分の立場の方が下になるわけで、相手に振り回されて傷つくのが怖いんですよね。
また、どんどん惚れ込むと、もし振られた時にショックが大きくなるので、好きにならないようにブレーキをかけようとします。
その結果、本当はもっと近づきたかったり、もっと関係を深めたかったりしても素直に表現せず、強がったり、多少不満でも平気なフリをしたりして心の安定を保とうとするわけです。
2-2相手に合わせるタイプ
このタイプは嫌われることを恐れて本来の自分をとことん隠し、相手に合わせます。
行動の選択基準は全て[相手が何を望んでいるのか]であり、相手が望む像を演じて、それがあたかも本来の自分のように振る舞うわけです。
自分から何かを決めて行動することは無く、あくまで相手の様子を見て決めます。
だから恋愛においては凄く疲れやすく、ストレスも非常に溜まりやすくなり、付き合っても直ぐに終わることも多いです。
2-3論破タイプ
このタイプは素直な想いが言えなくて、その結果として不満をぶつけてしまいます。
自分の主張がいかに正当であるかを相手に認めさせようとするんですよね。
その結果、口論となってケンカになりますが、その後に「こんなつもりじゃ無かったのに…」と、後悔するわけです。
[売り言葉に買い言葉]というのがありますが、まさにこんな感じになります。
これも結局は本音を伝えて否定されるのが怖いから、理論武装して相手をねじ伏せようとしているんですよね。
ただ多くの場合、理論武装で相手をねじ伏せたとしても本当に伝えたいことは相手に届かず、相手には不満しか残りません。
すると本当はもっと距離を近づけたいはずなのに、力で相手をねじ伏せる度に心の距離が離れていってしまうわけです。
3受け身になるから余計に不安が増す
素直になれないと基本的には受け身になりますよね。
自分の素直な想いを伝えることができないので
「〜してほしいな」
「〜してくれないかな」
と、期待をします。
だから何かにつけて見返りを求めた行動になるんですよね。
そしてこの期待というのが非常に厄介で、
人って期待を裏切られた時に[怒り・不満]が一気に増幅するんです。
すると恋愛において相手が自分の期待通りに動いてくれることなんて少ないので、ストレスが凄く溜まる恋愛ばかりになります。
本音は言わないのに、
自分が勝手に期待し、
自分が勝手に不満を溜め、
それを相手にぶつけていく…
これをやってしまうとどんな相手と付き合っても上手くいきません。
大切なのは少しずつでも良いので、素直な想いを伝えてみるということです。
そんなに怖がらなくても案外平気ですよ!
もし、素直に想いを伝えただけで関係が簡単に崩れるような相手なら、それはどちらにせよ長く付き合っていける相手ではないので早く別れて正解です。
期待と不安が中心の恋愛から
信頼と一体感が中心の恋愛に変えて
恋愛自体をもっと楽しみましょう!
4素直になれない自分だからこその魅力もある
これまで素直になれないことのデメリットばかりお伝えしてきましたが、実は素直になれない人にも備わった魅力というのがあります。
それは相手を観察する力や、気持ちを察する力です。
素直になれない人は自分の本音が言えないので、普段から「相手はどう思ってるんだろう?」というのを観察しています。
そうやって人の態度や表情や雰囲気を考慮しながら、何とか自分の期待通りにならないかをあの手この手で模索するわけです。
そしてこの人の気持ちを察する力というのは物凄く貴重で、人間関係を構築する上では非常に役に立ちます。
だって相手の気持ちが分かったら
- 不安を取り除いてあげる
- 背中を押してあげる
- 勇気付ける
- 気を利かすことができる
- 相手の本音を引き出す
- 悩みの解決のお手伝いができる
なんだってできるじゃないですか。
そんなことを相手に与えることができたら信頼関係は構築しやすくなりますし、あなたは物凄く魅力的に映ります。
結局の所、この観察力や気持ちを察する能力を
- 自分の期待を他人に押し付けるために活用するのか
- 相手の役に立つために活用するのか
その差で結果は全然変わるんです。
素直になれない自分はダメなのではなく、
その素晴らしい能力の活用法を間違えているだけなんですよね。
5素直な自分になるには
5-1何を怖がっているのかを明確にする
素直になれない背後には必ず何かに対する恐怖心があり、そのせいで素の自分が出せなくなってます。
だからまず最初に[自分は一体何を怖がっているのか]を明確にする必要があるわけです。
そしてどんな恐怖心であれ、その全ては過去による影響を受けているだけなんですよね。
過去に素の自分を出して傷ついた体験が心の奥底に残っていて、それらが今の自分にも影響しているわけです。
- ワガママを言うといつも両親に怒られていた
- 両親は共働きで自分は良い子にしてないと構ってもらえなかった
- 母子家庭で母親の顔色ばかり伺って生活していた
- 学校で仲間外れにされていた
- ただ思ったことを表現しただけなのに周りからバカにされた
などなど、他にも色々とあると思いますが、
このような体験の中で傷ついた感情とセットで脳内に根深く記憶されているんです。
つまり何が言いたいのかというと、
その恐怖心は単なる過去の記憶であり、今の自分とは何の関係もないんですよ。
だから今素直になれなくても、
その恐怖心はただの記憶ですし、
相手も状況もその当時とは違いますよね。
だから今回も同じ結果になるとは限らないんですよ。
素直になれない時は是非そう思ってください。
そのためにもまずは[一体何に対して恐怖心を抱いているのか]を明確にし、
根本を見つけたら「所詮は過去の記憶にすぎない」と考えるようにしましょう。
5-2相手に目を向けてみる
素直になれなくて悩む時って、ほとんどの場合が「自分の願望を伝えるにはどうしたら良いか」というのが背景にありますよね。
そして自分の素の想いは表現しないけれど、あの手この手で気づいてもらおうと頑張るわけです。
でも、これって相手に自分の思い通りに動いてもらうためにコントロールしようとしてますよね。
つまり、自分視点のみの発想で、そこに相手を思い遣る気持ちが無いんです。
だから素直に思いを伝えない割には相手が期待通りに動いてくれないとイライラしてしまいます。
こう考えるとだいぶ自分のエゴ丸出しだと思いませんか?
[4:素直になれない自分だからこその魅力もある]のパートでもお伝えしましたけど、素直になれない自分だからこそ磨かれた魅力もあるんですよ。
だって素直になれない人は自分の本音が言えないので、普段から「相手はどう思ってるんだろう?」というのを観察していますよね。
その人の顔色を伺うクセによって身につけた[相手を観察する力・気持ちを察する力]は素晴らしい武器なんですよ。
その力を自分のエゴを押し通すために使うのか、相手のお役に立つために使うのか、
その差で全く違うものになります。
素直になる、ならない…
というのは一旦脇に置いといて、
その相手の気持ちを察する能力を
恋人を
- 元気づけるため
- 相手の背中を押すため
- 悩みの解決の手伝いをするめ
- 本音を引き出すため
などに活用して欲しいです。
そうすると[素直になるorならない]の次元ではなく、もっと高いレベルで人間関係が良くなっていきます。
6まとめ
恋愛において素直になれない原因って、元を辿ると過去の記憶による自分を表現する恐怖心です。
そこさえ乗り越えれば少しずつ素直な自分を出せるようになってきます。
そのためにはまず、自分の内側だけでなく外側にも目を向け、「相手の役に立てるように…」そんな意識で接してみてください。
素直になれない人は観察力や人の気持ちを察する力に長けているので、その能力を相手のために活用してみると必ず良い方向へ変わってきます。
さて、ここまでを真剣に読んだ人は
・どうやって元となった過去を見つけるの?
・どうやって乗り越えるの?
・どんなふうに想いを伝えたらいいの?
・良い方向に活用するにどうしたらいいの?
・過去のトラウマはどうやって克服するの?
・コンプレックスがある場合は?
などの色々な疑問が湧くかと思います。
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